「どうしてもこの人じゃなきゃダメだと思ってしまう」
それがたとえ略奪愛という形であっても、心は強くそう叫んでいる。
でもその「なぜ?」を深掘りせずに突き進んでしまうと、後で迷いや後悔に襲われることもあります。逆に、自分の本当の思いや執着を整理することで、より納得のいく選択ができるようにもなります。
この記事では、略奪愛に向き合う前に行っておきたい、「なぜこの人なのか?」を見つめ直すためのワークをご紹介します。
1. まずは直感で言語化してみる
考える前に、まず感情のままに書き出すことから始めましょう。頭で考えすぎると、気持ちをごまかしてしまうことがあります。
ワーク内容:
- 「この人のどこが好きなのか?」を5つ書き出す
- 「この人と一緒にいるとどんな気持ちになるか?」を3つ挙げる
- 「他の人ではダメだと感じる理由」を1文で書く
Point:正解を探すのではなく、自分の心をそのまま言葉にすることが目的です。
2. 「理想の恋愛」とのギャップを探る
あなたが理想とする恋愛と、今その人に抱いている気持ちにどんな共通点と違いがあるかを整理してみましょう。
ワーク内容:
- 理想の恋愛像を5つ挙げる(例:安心できる/対等な関係/一緒に成長できる など)
- 今の相手がそれを満たしているか、◯×でチェック
- ×がついたところは、なぜ気にならないのか、理由を考える
Point:執着ではなく、本当に「相性がいい」と感じているかを見極める手がかりに。
3. 「過去の恋愛」との比較でパターンを見つける
これまでの恋愛と比べて、なぜ今回だけ“この人じゃないと”と思うのかを見てみましょう。そこには、自分の深層心理や過去の癒えていない感情が隠れていることもあります。
ワーク内容:
- 過去に好きだった人の共通点を書き出す
- 今の相手にだけある特別な魅力を書き出す
- 共通して「惹かれがちな傾向」がないか見直す
Point:似たような恋愛パターンを繰り返していないか、客観的にチェックできます。
4. 「不安」と「願望」を切り離して見る
「この人じゃないとダメ」と思ってしまうとき、実は不安から逃れたいだけだった、というケースもあります。
ワーク内容:
- 今、相手がいなくなったら感じる不安を5つ書く
- この人と一緒にいたい“未来の理想”を5つ書く
- その理想が“他の人”でも実現できる可能性があるか考えてみる
Point:不安から来ているのか、純粋な願いから来ているのかを切り分けましょう。
5. 「本当に大切にしたいこと」を明確にする
最終的に、「この人が好き」だけではなく、この恋を通して何を得たいのかを明らかにしておくと、選択の軸がぶれにくくなります。
ワーク内容:
- この恋で自分が得たいものを3つに絞って書く
- それは他の形で満たすことができるかを考える
- それでもやはり「この人」であるなら、理由を改めて1文にする
Point:“想い”を整理することで、自分に正直な決断ができるようになります。
まとめ
「なぜこの人じゃないとダメなのか?」という問いは、恋に真剣に向き合っている証です。でもそれは同時に、自分自身への問いかけでもあります。
略奪愛という難しい選択に向かうときこそ、感情をただ信じるのではなく、丁寧に見つめることが未来の自分を守ることにつながります。
あなたの心が本当に求めている答えに、静かに手を伸ばしてみてください。それが愛にも、自分自身にも誠実であることにつながっていきます。